運行管理者試験〈貨物〉合格大作戦

必要最小限の努力で運行管理者試験合格を目指す。

試験を受けずに運行管理者になる方法をお教えします

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実務5年&講習5回

運行管理者は、運行管理者資格者証(以下「資格者証」)の交付を受けている者の中から選任しなければなりません。

 

資格者証をゲットするためには、次の2つの方法があります。

 

  1. 運行管理者試験に合格する。
  2. 事業用自動車の運行の安全の確保に関する業務について一定の実務の経験その他の要件を備える。

 

ここでは、2.の方法について説明します。

 

「一定の実務の経験その他の要件」とはなんでしょうか?

 

貨物自動車運送事業輸送安全規則(以下「安全規則」)第24条に書いてあるのですが、簡単にまとめると、以下の通りです。

 

  • 運行管理に関して5年以上の実務経験がある
  • その間に、講習を5回以上受講している

 

「5年以上の実務経験」と「5回以上の講習の受講」をダブルで満たす必要があります。

 

「運行管理に関して」というのは、「補助者として」という意味と考えてください。

 

運行管理者の補助者として、5年以上の実務経験が必要です。

(2007年3月31日以前に「代務者」として運行管理に携わっていた経験もカウントできます)

 

「講習」というのは、「NASVA」や「ヤマト・スタッフ・サプライ」などが実施している、基礎講習や一般講習のことです。

 

www.nasva.go.jp

 

www.y-staff-supply.co.jp

 

5回のうち少なくとも1回は、3日間(約16時間)の基礎講習を受講しなくてはなりません。

 

補助者としての実務経験が5年必要なわけですから、ある意味当然です。

 

基礎講習を受けなければ、そもそも補助者になれませんからね(安全規則第18条第3項)。

 

基礎講習を受けて、補助者になって、そこから5年の実務経験を積んでいくイメージです。

 

また、講習は一年度(4月から翌年の3月まで)に何度も受講しても、1回としかカウントされません。

 

毎年1回ずつ、コツコツと受講していって、5回に達する必要があるのです。

 

補助者として経験を積みながら、毎年講習を受け続けて、5年目にようやく資格者証がもらえます。

 

かなり時間がかかる方法なのは間違いないですが、一つの選択肢であることも確かです。

 

いつかこの方法は使えなくなる?

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この「実務5年&講習5回」という方法、いつか使えなくなるのでは?というウワサがあります。

 

なぜそんなウワサがあるのかというと、「貸切バス」がその理由です。

 

ちょっと話は逸れるのですが、〈旅客〉というのは次の4種類に分けられます。

 

  • 一般乗合旅客=路線バス、高速バス
  • 一般貸切旅客=貸切バス
  • 一般乗用旅客=タクシー、ハイヤー
  • 特定旅客=スクールバス、送迎バス

 

このうち、「貸切バス」だけは「実務5年&講習5回」による資格者証の交付が廃止になったのです。

 

廃止になった大きな要因は、2016年1月15日に起きた軽井沢スキーバス転落事故です。

 

ja.wikipedia.org

 

あまりにも悲惨な大事故が発生してしまったため、もうこんな事故を繰り返すことのないよう、「貸切バス」の運行管理者になるための要件が厳しくなったわけです。

 

2016年12月1日に「実務5年&講習5回」の制度は廃止され、「貸切バス」の運行管理者になるためには、必ず試験に合格しなくてはならなくなりました。

 

こういった経緯があるため、もしかしたら〈貨物〉も「実務5年&講習5回」の制度は廃止されるのではないか?というウワサがあるのです。

 

これについては、なんとも言えません。

 

ある日突然廃止されるかもしれませんし、5年後も存続しているかもしれません。

 

今から「実務5年&講習5回」の方法で運行管理者を目指す方は、自己責任でお願いいたします。

 

4年連続で講習を受けて、「あと1回だ!」と思っていたら突然廃止、なんていう可能性もあるのです。

 

個人的には、運行管理者試験を受験しつつ、万が一5年間不合格だった場合に備えて、毎年1回講習も受講しておく、というのがいいような気がします。

 

もちろん、さっさと試験に合格してしまうのがベストです!

 

まとめ

「実務5年&講習5回」の方法でも運行管理者になれる!